発達障害とHSPの違いを見分ける方法【エネルギーへの敏感さ】

私はアスペルガーとHSP両方の疑惑があります。2つとも症状が似ているので判断がつけにくいのですが、表面上は同じ行動でも、両者では心理的には全く別の働きをしています。なので、ものごころついたときからの過去の行動を一つ一つ分析し、なぜそのような行動に出たのか解明していくと、どちらなのか判断がつけられると思います。

アスペルガーとHSPに見られる行動の共通点と心理的な働きの違い

共通点①  孤立する

[ASの場合]

自分の興味があることに没頭する傾向があり、集団や社会など関心のないことには自分から関わらない。また、コミュニケーションをとることが苦手で人に話しかけることに抵抗があるため孤立してしまう。

[HSPの場合]

人の感情に敏感だから、いつも人の顔色が気になり、自分は楽しくなくなってもご機嫌取りをしてしまう。音や匂いにも敏感だから、一緒にいるだけでストレスが溜まってしまうだけのこともある。結局、人といると疲れがたまるだけなので、一人でいたほうが楽になり孤立してしまう。

共通点②  感覚過敏

[ASの場合]

感覚器官から神経回路を通って脳に入った情報が過剰に伝わってしまい、日常生活に支障をきたす。神経医学で研究が進んでいるものの、まだ具体的な仕組みは解明されていない。

[HSPの場合]

視覚や聴覚などの五感で得た情報の中から、人の感情を読み取ってしまう能力が高いのでストレスを感じ過敏になる。例えば、人の声色のわずかな変化からその人の怒りを受け取ってしまったり、笑い声からもその人の性格を読み取ってしまう。

共通点③  会話が成立しない

[ASの場合]

イメージする力が低いため、相手が口にしたことの意味を把握することが苦手。また、比喩や婉曲的な言い方を言葉のままに受け取ってしまうことが多いせいで、話がちぐはぐになってしまうため。

[HSPの場合]

言葉のエネルギーにも敏感なため、相手の口から出る言葉が怖くて相手を警戒してしまったり、自分の発する言葉を慎重に選びすぎてしまうため、なかなか円滑に会話が進まなくなってしまう。また、相手の顔色を伺いながら話そうとするので本音を言えることのほうが少なく、相手からしたら素直じゃない話しづらい人と思われてしまう。

アスペルガーとHSPの3つの共通点を分析してわかったことが、アスペルガーの場合はその特徴ごとにイメージ力の低さや関心の低さなど違う原因がありますが、HSPの場合は全て人のエネルギーに敏感であることが原因であるとわかりました。どちらなのか判断したい場合は、人のエネルギーに過敏かどうかに注目するとわかりやすいと思います!