サイレント期間に入ってから半年ほどたった。多分、毎日泣いていた。
この間に気づいたことがある。それは、泣くのにはみぞおちにたまっているエネルギーを消費するということ。
少し泣いたくらいじゃそのことには気付かない。毎日毎日何時間も泣いてこのエネルギーを消費しつくしてしまうと、ゼロになって何もできなくなってくる。それでやっと気付いた。失恋でうつ病になり何もできなくなる場合もあるけど、体と頭は元気だからうつ病ではない。みぞおちと胸が痛いだけ。
サイレント期間に入ってから2ヶ月間くらいはすごかったよ。実家に帰って大自然のエネルギーをもらいながらゆっくりしてたけど、一日中泣いてた。それに気が付いた父は「お前は失恋したんだ」と言っていた。端から見たらそうだけど、失恋じゃない。
なんでこんなにも悲しいのかわからない。そもそも、悲しみなのかもわからない。だって自分の意思で泣いているわけじゃないから。あぁ、そっか。魂が泣いているんだ。多分。
最近も泣き続けていたから、みぞおちと胸が痛くて苦しくて何もできなくなった。それでさっきも泣きそうになったけど、初めて泣かなかった。みぞおちから喉元あたりまで込み上がってきたものが、そのままみぞおちまで戻っていった。もう涙を流すときに消費するエネルギーがゼロになっていたせいだ。
涙を流すと浄化されると言うように、涙が出るとき、何かが一緒に出ていく感覚がある。それは、さっきから言ってるみぞおちのエネルギーと、不浄なものなんだと思う。だけど、さすがにもう不浄なものは残っていないよ。どんだけ泣いたと思ってるんだ。
だからもう泣くことはないかもしれない。不浄なものを体から出すよりも、エネルギーをためておいて、やるべきことに集中することのほうが大切だから。いや、でもやっぱり泣くかもしれない。もうどっちでもいいや。
もし、ツインソウルの彼ともう一度会える未来があるのなら、最短でその未来に進みたい。もし本当に涙が止まったら、それはその未来に全力で走って行ける合図だと思う。
ベストセラー作家が贈るツインソウルの宇宙を超えた愛の物語
ツインソウル―なんのために双子の魂はめぐり逢うのか
ツインソウルとの出会いを追体験する美しく壮大な愛の物語。一万年の時空を超えて巡り逢い愛し合う魂・・・。ツインソウルと出逢った人にとっては、これは物語ではなく作者の実話だと思うほど、リアルで奥深く感銘を受けます。フィクションとは到底思えない内容です。読むたびに感動し、人生について考えさせられます。「アミ」のベストセラー作家が贈る名作です。