HSPは生き方を他人軸から自分軸に変えると生きやすくなる


私はHSPの特質と数十年間の付き合いをしてきて、生きづらさしか感じてきませんでしたが、やっと最近、生きづらさが軽減されてきたと感じています。最近、私が変えたことは、「自分軸で生きる」ようにすることです。逆に、今までの数十年間は、他人軸で生きていたから生きづらさを感じていたのだなと気づきました。今回は、どうすれば自分軸で生きられるようになるのか書いてみます。

HSPが自分軸で生きるられるようになるまで

①自分の世界観・価値観を大切にする

誰にでも、自分の大切にしている世界観というものがあるはずです。それは自分の想像で作り上げた世界観かもしれないし、好きな小説や映画の世界観かもしれません。もし無いという方がいたら、社会の荒波にもまれたのと、忙しい日々を送っているせいで忘れてしまっただけです。

このような、内側に自分の世界を持っているからこそ、それが心の支えとなり、外の世界で生きていくことができるのですが、他人軸で生きるようになると、それをなおざりにするようになってしまいます。そして、いつの間にか他人からの評価が自分のすべてになり、完全な他人軸人間になってしまうのです。

自分の価値観を大切にするようになるまでは、自分の世界観をしっかりと持つことから始まります。なので、まずは他人からどう言われたとしても、自分の世界観を自分自信が認めてあげましょう。

②他人に依存する関係をできる限りやめる

社会は、人と人の助け合いによって成り立っているので、お互いが依存しあう関係になっています。一般的な人ならそのような関係の中で自立して生きていけますが、HSPにとってそのような依存関係の中で生きていくことは、他人軸で生きていく原因になってしまっています。

なぜかというと、敏感すぎるせいで、その依存関係を崩してしまうことを気にしすぎてしまい、常に人の顔色を伺ったり、自分の意見を主張できなくなってしまったり、損な役回りを自らするようになったりするからです。このような生き方は、まるで他人の利益のために自分の存在があるかのような、完全に他人軸の生き方です。

他人に依存する関係と言ったら、人によって変わってきますが、特に共通して言えることは、誰かに雇用されて働くという働き方が、HSPにとって一番厄介な依存関係になっていると思います。HSPは内向的ですが、その分自分の世界を持っているので、例えば小説家や芸術家などに向いています。他人に頼らず、自分で稼ぐ道を模索していくことが大切です。

③好きなことを思いっきり楽しむ

①と②で説明した、自分の世界観・価値観を大切にし、他人に依存する関係を断ち切ることができたら、自分の好きなことを思いっきり楽しんでみてください。恐らく、それまでは常に人間関係で悩んでいたせいで、趣味を心から楽しむことができなかったのではないかと思います。好きなことを心から楽しめるようになったら、もうそのときには、きっと自分軸の人生を生き始めているでしょう。他人のために生きるのではなく、自分のために生きる人生を歩んでください!

自分軸で生きる人生のススメ

私は、他人軸から自分軸で生きたいと思い始めてから、実際にそれができるようになるまで、約2年ほどかかりました。誰にも頼らず生きるために、金銭的にも精神的にも、様々な面で自立する必要があるので、その道は楽ではありません。ですが、以前よりも人の顔色を窺わなくなったし、他人の意見ではなく自分の意見を尊重できるようになったので、人生が楽しくなりました。

たった数年の努力で、これから先何十年と生きていく人生が生きやすくなるとおもえば、これほど良い道はないでしょう。同じ悩みを抱えるHSPの方には、自分軸で生きる道をおすすめしたいです。