HSPは社会に無理に合わせると才能を犠牲にする!?その理由とは

今回も、私の経験からお話しすることなのですが、HSPは社会に無理に適応しようとすると、才能を失ってしまう傾向にあります。HSPは敏感なせいで、学校や会社などの人間関係にうまくなじめず辛い経験をたくさんしてきていると思います。それで、なじめないほど、なおさら人間関係にエネルギーをつかって、どうにか社会の中で生き延びている方が多いでしょう。しかし、その代償として、才能を失うという犠牲を払っているのです。

なぜHSPは社会に無理に合わせると才能を犠牲にするのか

①HSPの「気が付きすぎる」特徴を自ら抑え込むから

HSPが社会に無理に合わせると才能を失う理由は、HSPが持っている「気が付きすぎる」という特徴と深く関係しています。何にでもすぐに気が付いてしまうHSPにとって、外の世界は情報で溢れかえっています。学校や会社だと、人間関係に気を遣いすぎるHSPは「気が付かなければいけない」という気持ちを無意識に持っているため、なおさら情報で溢れかえっているでしょう。

また、情報だけではなく、五感から入ってくる刺激にも敏感で、視覚・聴覚・嗅覚過敏の人にとっては非常にストレスを感じるでしょう。

このように、その場にいるだけで、頭があらゆる情報で溢れかえったり、五感からの刺激に対するストレスにさらされていると、勉強や仕事など本来やるべきことに集中できなくなってしまいます。なので、集中するために、自分の感覚を自力で鈍くさせるのです。

「気が付きすぎる」ことは、HSPの感性の敏感さという才能の一つなのですが、その才能を自ら押し殺してしまうのと同じことです。感覚を鈍くさせることに慣れてしまうと、取り返しがつかなくなるかもしれません。

それに、私自身このようなことを10年以上やってきて、自分の感覚を鈍くさせることが一番ストレスがたまると気が付きました。なぜなら、本来HSPがあらゆることに敏感なのは、生存していくために必要な本能のようなものです。このように大きなストレスをため込むことによって、さらにHSPの才能は失われていってしまいます。

②自分の感性まで社会のルールに染めてしまうから

一般的な人は、社会のルールという土台の上に自分自身を確立しながら生きていきます。普通は会社に勤めたら、会社のルールに従いながら、自分自身の能力を伸ばしていくことができます。

しかし、HSPには、そんな器用なことはできません。感性が豊かなHSPにとっては、社会のルールや制度自体に強い疑いを持っているので、社会の中で自分自身を成長させるなんてことは本音を言えば論外だったりします。ですが、社会不適合者と言われたり、頭がおかしいと周りの人に言われることが多いHSPにとっては、社会に染まれない自分に罪悪感を持ってしまっています。

なので、自分自身の感性を押し殺し、その感性まで社会の常識やルールに染め上げて生きていく道を選んでしまうのです。一般的な人から見れば、このようなHSPの生き方は悪く言えばかなり不器用に見えるかもしれませんが、HSP当事者として、その本質は不器用とは違うと言っておきたいです。

HSPにとって、感性は、自分の生きていく核になるほど大切なものです。なので、社会になじもうとするときに、自分の心の中にそれとは反対の気持ちがあっては、絶対に社会になじむことなんてできません。だから、社会不適合者と言われないよう、全力で感性を社会のルールに染め上げて、その代償として才能を失ってしまうのです。

HSPは社会に染まることよりも才能を大切にしてほしい

私は、もう今まで何回「社会不適合者」と言われたり、冷ややかな視線を向けられ続けてきたかわかりません。そのため、どうにか社会の中で生きていくために、人間関係や社会の常識を身に着けることに、全力を尽くして生きてきました。

ですが、最近になって、心変わりをし、いくら他人から冷たいことを言われたとしても、自分らしく生きてくことのほうがずっと大切だと思うようになりました。そして、社会に染まる代償として失いかけていた才能を取り戻し、元々得意だったことを仕事にして生きるようになると、人生が楽しくなりました。社会に染まることよりも才能を大事にする方がよっぽど大切なことです。もっとHSPの方たちは自分の才能の価値を自覚すべきだし、大切にしたほうがいいと思います。