HSPの人の過敏さは、すべての物事をエネルギーで見ていることが関係しています。例えばHSPの人は音に敏感ですが、風や波の音など自然の中にある音には敏感になりません。むしろ自然の音は癒されるのでずっと聞いていたいです。逆に本当に苦手なのが、嫌なエネルギーを感じる音です。人の怒っているときの声はもちろん苦手ですが、女性たちの甲高い笑い声やドアをバタンと強く閉じる音、物を雑に投げたときの音なども、その音から怒りや狂気など嫌なエネルギーを感じるので苦手です。
このように、エネルギーでものごとを捉えるHSPの人は、愛情のこもっていない料理が苦手です。料理って、愛情がこもっているからこそ意味があると思うのです。愛情のない料理なんて、プラスチックを食べているのと同じようなものだと感じてしまいます。エネルギーに敏感だからこそ、エネルギーが入っているべきものごとには、ちゃんとエネルギーを込めてほしいというこだわりが強いのです。
エネルギーの面から見て食べられないもの
私は外食ができません。コンビニ弁当も食べられません。理由としては潔癖なことや健康面のことも関係していますが、エネルギーの面から説明してみようと思います。
まず外食の場合、キッチン担当の人が素早く、見栄えも良く一生懸命作ってくれた食事ではありますが、全く知らない人が作っています。そしてその料理には、全く知らない人のエネルギーが込められているので、その料理を食べたら、その人のエネルギーを体内に取り込むということになってしまうのです。そのエネルギーはちょっと受け入れられません。何言ってんだこいつ、と思うかもしれませんが、無意識にそのように考えてしまうのです。
次にコンビニ弁当について言うと、さっき言ったようにプラスチックでも食べているような感覚になります。食事の目的って、栄養を摂ることと愛情を体内に取り込むことだと思うのです。なので、コンビニ弁当を食べるくらいなら、具なしのおにぎりでもなんでもいいから自分で愛情をこめて作ります。HSPの私からすると、料理の味よりも料理にこもっている愛情のほうがずっと大事です。
母親の料理でも食べられないときがある
さっき、外食では知らない人のエネルギーが込められてるから食べられないと言いましたが、家族や親しい人の料理は食べられます。しかし、母が作ってくれた料理でもたまに食べられないときがあります。それは、怒りながら作った料理です。旦那(私の父)への不満をずっと口にしながら作った料理や、旦那と喧嘩をしながら作った料理はいくらおいしそうでも食べられません。出来上がった料理を目の前にしても、食べたいという気持ちが全く湧いてこないのです。
なぜなら、その料理には負のエネルギーが込められているから。こういうことを、そのたびに頭で考えているわけではなく、本当に無意識でそう考えてしまうのです。母が怒りながら作った料理を無理に食べることもありますが、料理に込められている怒りのエネルギーを受け取ってしまって、いつもイライラしてしまいます。
好きな人の作ったおにぎりを食べてみたい
料理で感じるおいしさは、作ってくれた人のことがどれだけ好きかということに比例しています。なので、大好きな人が作った料理を食べてみたいというのが秘かな夢です。作ってくれるならなんでもよくて、おにぎりでもいいし、生野菜を適当にちぎっただけのサラダでもいい。HSPの人は料理をエネルギーの視点で見ている分、愛情がこもった料理に対する夢やあこがれは大きいのです。