カバラ数秘術『9』の性格と恋愛を分析。【霊感・博愛・複雑・理想主義】

数秘術「9」の性格

カバラ数秘術「9」の人は、一言で言うと、1から8までの性質をすべてもった複雑な性格をしている人。中性的な雰囲気を持ち、女性でも男性的な面があったり、男性でも女性的な面がある。また、大人になっても少女や少年のようなピュアな心を持っているかと思えば、人生経験豊富なお年寄りのような、威厳や器の大きさ、温かさがある。さらに、勇猛でもあれば臆病でもあり、活動的な印象を当たるときもあれば内向的な印象を与えるときもある。このように数秘術「9」の人の性格の特徴は、複雑すぎるので、挙げればきりがない。

会うその日その日や、タイミングによって、まるで別人のような印象を毎回抱かせる人、それが数秘術「9」の人だ。

内面には多重人格者のように、たくさんの人格が存在している。多重人格者のように性格がコロコロ変わっても、空気感や印象が変わるだけで、あからさまに態度に出ることはない。それは、心の中にその全ての人格を統べている指揮官がいて、コントロールすることができるからだ。その人格同士が喧嘩をするようなこともなく、調和している。

だけど、本人は感情を隠すことが当たり前になっているせいで、自分自身でもどれが本当の自分の感情なのかわからないことがよくある。一つの出来事に対しても、心の中にいる人格全員が感情を抱くので、すべて本当の感情とも言える。

周りの人は、付き合いが長くなるほどこの人が本心を隠しているのをわかってくるため、疑い深くなってしまったり、信頼されなくなってしまったりすることもよくある。

だけど、本心を表さないのは、平和主義者で、コロコロ態度を変え調和を乱してはいけないという気持ちがあるから。自分が色々な人格を持っているおかげで他人に感情移入しやすいから、深い思いやりと博愛精神があり、奉仕精神も持っている。

数秘術「9」の霊感

霊感とも言えるほど強い直感があり、一目見ただけで人の性格が手に取るようにわかってしまうこともよくある。スピリチュアルとは全く縁のない世界で生きている人でも、神仏を敬う心が強かったり、物質的な豊かさよりも精神的な豊かさを求めていたりして、自分では意識していないが、スピリチュアルとの縁が強い。

自然が好きな人も多く、「ここではないどこか」に行きたいと感じている。海や空、森を見ていると、「そちら側」の世界に誘われ、つい行きたくなってしまうこともしばしば。社会に縛られていることや自分が人間であることにさえ、内心では人一倍窮屈さを感じていて、普段はそれを押し殺しているけど、自然を見るとその感情が湧いてきて、泣いてしまうほど悲しさや虚しさなど複雑な感情に襲われる。

数秘術「9」は理想主義者

かといって、いつも夢を見ているわけではない。理想主義者であるが、その理想を実現する方法は意外と打算的な面があり、いつものように本心を隠していれば、社会に適応できないわけじゃない。空気を読んだり人の感情を読み取る能力が高いので、周りに合わせる能力は高め。

だけど、ガラスのハートを持っている敏感で感受性豊かな人だから、人間関係や環境がクリーンところでないと精神的に非常に辛く、そういった意味で、適応できる組織や集団の条件はかなり厳しくなる。

感化されやすいけど、逆に周りの人を感化させる力もある。オーラも強いし、存在感がすごく大きい。この人には「何か」があると思わせるような雰囲気を持つ。おもしろいのが、数秘術「9」同士の人が一緒にいるとき。お互いに霊感が強いから、通じ合う「何か」がある。

数秘術「9」の人にアドバイス

数秘術「9」の人にアドバイスするとしたら、本心を現す努力をしたほうが良いということ。ガラスのハートをたくさん傷つけられてきたせいで、それ以上傷つくのが怖いから、本心を一切現さないようになる人が多い。でも、いつも他人を受け入れるばかりではなく、他人を信じて、自分を受け入れてもらおうとすることも必要。周りから「何を考えているかわからない人」と思われがちで信頼されないので、恐れずに自分の気持ちを少しでも表現したほうが良い。

数秘術「9」の恋愛

恋愛では、めったに惚れないものの、本気で惚れたら一生愛を貫き通すような恋愛をする。だけど、元々感情を読み取る能力が高いのに、さらに相手の感情に敏感になりすぎるから、なかなか一歩を踏み出すことができない。また、本心を隠すのが癖になっているので、本気で好きでいてくれているのか、相手を不安にさせることもよくある。本気で惚れた相手に対してくらい、自分の気持ちを受け止めてもらおうと、がんばってみるといいかも。男女ともに、器が大きい人を相手に選ぶと、素直に感情表現できる。