【宿曜】星宿の性格分析。
星宿は、生き様がかっこいい武士のような風格がある人。若くても確固たる自分を持っている。他人からどう見られるかは気にしておらず、自分自身が納得できる生き方をしているか、ということに重きを置いている、かっこいい人たち。
星宿が大将星なのは、このような我が道を行く生き方が大きく関係していると思う。我が道を行く宿は、箕宿や胃宿など他にもあるけど、星宿はそれらの宿たちとは違うところが多い。
箕宿は、我が道を行くことを邪魔する者には、それがどんなに親しい人であろうと、攻撃し関係を断ち切る。胃宿は喜怒哀楽を爆発させながら、有り余るエネルギーだけで我が道を進んでいる感じ。
一方、星宿の我が道を行く生き方には、力強さと繊細な美しさがあり、人々に勇気や希望を与えるような感じ。同じ大将星でも、斗宿は器の大きさで優しく人々を包むとしたら、星宿はかっこいい背中を追って、人々が勝手に付いて来る。
なぜ星宿の生き様が、人々に勇気や希望を与えるのかと言うと、ちょっと話が長くなる。
まず、星宿は、社会によって自分を変えられたくないという想いが強いため、反骨精神が旺盛で、嫌なことは嫌だとはっきり言うし、反抗的なイメージを周りの人から持たれることが多い。だけど、話してみると人当たりがよく、誠実で博愛精神があり、温かさを感じる。無邪気に笑っている姿を見ると、純粋だと感じるし、頑固で不器用なところも守ってあげたくなる。
このようなギャップはたくさんあって、心が強そうなイメージがあるのに、臆病な面や傷つきやすい面もある。それに、自分を傷つけた人に反撃するような陰湿なことはしないし、できない。
星宿のかっこいいところは、強い反骨精神を人に向けないこと。正義感も強いから、最低限、社会のルールやマナーを守ろうとする努力も感じられる。このように、人間味を感じられるところや、人として正しく生きようとする姿勢も、人が勝手に背中を追ってくるような大将星に相応しい資質だと思う。
でも、確固たる自分を持つという信念は、どんなときにも揺らがず、それが星宿の軸になっている。そして、星宿の生き様を見ると、「自分もこの人のように信念を貫いて、かっこよく生きていきたい!」という気持ちにさせられるし、勇気をもらえる。
星宿の特徴の中で面白いなと感じるのは、ミーハーとは真逆で、ファッションや髪型などもオリジナリティが全開なところ。ただ、オリジナリティの強いセンスのあるオシャレをしているという意味ではない。そもそも、オシャレをしようとすらしていないし、あくまで自分のありたい姿でいる、という意味。
20代前半の一番オシャレがしたい時期に、楽だからという理由で、いつも小学校高学年の少年が着るような服を着て、髪はベリーショートな女の子もいたし、美人なのに好奇心から丸刈りにしていた女性もいた。女の子だからとか、自分が美人だから、とかいう前提が星宿の人にはないのかもしれない。
このことからわかるように、星宿は女子の間で行うマウンティングとは無縁。良い意味で、完全にマウンティングの外にいるような存在。陰湿さもないし、さっぱりした性格だから、一緒にいるとかなり気が楽。
星宿が追及し続ける「生き様」は哲学的で、私たちの予想の遥か上を行っているときがある。星宿は、社会に染まらず、ユニークに生きてもいいんだという勇気を周りの人に与える、大切な存在だと思う。
星宿にアドバイスするとしたら、気負いすぎないほうがいいということ。芯は強くても、メンタルが強いわけではないのに、頑張りすぎている星宿がいて、見ていてかなり心配になる。元々努力家だから、気楽でいるくらいがちょうどいいのかもしれない。
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